昨晩、大好きなカレーを食べ終わり、その余韻にご満悦してる時に友人から電話がかかってきました。

6年前、学生時代にバイト先で知り合った友人で、半年ぶりの電話でした。

コワモテで悪ぶってる割にはウジウジ小心者。そして構ってちゃん甚だしいメンヘルな彼は、その当時、ストーカーに近い動きで学校帰りの僕を捕まえては人生相談や恋愛相談を繰り返してた人でして、ぶっちゃけ彼のおかげで進級試験に出席出来ず1年留年したことがあるほどの困ったちゃんでした。

でもまぁ、根は悪い奴じゃないとは思ってましたので嫌ってはいませんでした。めんどくさい時は避けてたけど。

そんな彼ですが、風の噂によると現在は某出版社でバイトながらもちゃんと働いてるということを聞いたりしてまして、おお、彼もすっかり進化したんだなと安心してたんです。だので今回かかってきた電話では、詳細な近況とか聞かせてもらおうとしてたんです。

ところが、話しているうちに僕はキレてしまいまして「ふざけんなや、このダボが!」という僕の言葉がスタートの合図となり、2時間近くに渡る僕の説教が始まったわけです。

人様に説教が出来るような人間じゃないのは自分が1番知っています。だけどもコイツは別。こいつになら全身全霊をかけて説教出来る自信がありました。

当時、さんざん親身になって、相談にのって、語り合ったにも関わらず、あの頃と全く何も変わってない。今出来ることをやろうともせずに「自分はこういう性格だから」とか言って逃げようとする、何も変わってない。僕が当時さんざん指摘したにも関わらず、全く同じ事・同じセリフを言ってきたことに対して怒りの頂点に達した僕はズタボロに説教したわけです。

別にね、「こういう性格だから」とか言うのは問題ないんすよ。ただそれを理由にするなよと。過去のトラウマだのなんだの言い訳考えてる暇あったら前に進めよと。向上しろやと。

「屋上行こうぜ?!久しぶりに…キレちまったよ。」と言わんばかりの金太郎モードに突入した僕はそれこそ「電話越しだとしても、今は酒飲みながらツマミ食いながら聞くような話じゃねえだろがボケ」などと、どうでもイイじゃんと思うようなことでも全否定。「27歳になってピーターパン症候群してんじゃねえよ」とか言ったりして、とにかく真っ向勝負で潰してみました。なんか泣いてたみたい。

最終的には突然昔を思い出したのか謝り出してきたので、今更「あの時は本当に迷惑かけた」とか謝られても仕方ないんで、だったら今出来ることやってくれよ、そういう気持ちがあるんなら酒でもおごれ、愚痴る分は問題ないが、そんな姿は二度と見せんなボケが!頼むから頑張れよ、お前は出来るヤツなんだからさ、とか励ましつつ僕のケータイの充電切れと共に電話終了。

今までの調子なら次はまた半年後に電話来るんだろうな〜とか思いつつ、その時はキレなくて済むように成長してくれてるといいなぁと、小学校の頃に育ててた朝顔を思い出しつつ「今日も帰宅して何も出来なかったなぁ」と言いながら寝たのでありました。