2004-01-01から1年間の記事一覧

「自分はどうしようもない人間だ」と嘆きながらも他人をしっかりと見下すんですね。その人はよほど、どうしようもない人なんでしょうね。

遠い昔の話です。 仲良くなった女性をついに部屋に呼ぶことに成功した僕は、今夜はもしかしたらもしかするかもしれない!!と期待に股間を膨らませ、そわそわしながらも冷静を装い、コタツに入り他愛もない話をしておりました。正直に言いますが、僕はそのよ…

誰にでも甘えてくる猫て本当に可愛いらしい。だってすぐなついてくれるんだもん。 だけど自分の目の前からすぐ別の人のところへ行っちゃう淋しさに耐える必要もあるんだよね。 それは人間でも同じこと。

王様はロバの耳だと叫んだ彼を責めることは出来ないが、1番ツライ目に遭っているのは王様なわけで。その王様の事を想えばこそ、僕はグッと、口を閉ざせるのだと思う。

自分と言うコップに、問題と言う名の氷を1個入れられただけで弱音を吐く人もいれば、限界まで氷を入れられて、コップから水が溢れ出して初めて弱音を吐く人もいる。

一見して、朝焼けなのか夕焼けなのかわからない写真。気になる人はよく見てどちらなのか考えるだろうし、興味のない人は個人個人でどちらか判断して納得するだろう。ただどちらにしても、綺麗なことには変わらない。

「 中途半端 」 心の中で何度も言った

たとえ、どんなに面白いものを、良いものをオススメしたところで、相手は興味を持ってくれるかどうかは別の話。有名な人や自分が興味を持っている人が奨めたものならばどんなにつまらないものであろうと興味を持ってしまうだろう。それと同じように、どんな…

もどかしかったんだ。僕と君とを遮る数々の障害・壁。愛に障害はつきものだとは言うが、そんなの糞食らえだ。この壁さえ壊してしまえば僕たちはいつも一緒なんだ。君の声、姿、匂い、全てを近くに感じていたかったんだ。ダカラ ボクハ コノカベヲ コワシタ …

顔が思い出せない。 襟足だけに癖のある髪形。くどくない程度に付けたアクセサリ。かすかに匂うアナスイの香水。心地良いぐらい落ち着いた口調。全て覚えている。 しかし、顔だけは、思い出せないんだ。

その頃、僕はいつも「頑張らなくていいから」と応援してました。いつも以上の力なんて出す必要ないから、ただ、いつも通りにやれば良いんだよ、と言う意味を込めて「頑張るな」と言ってました。頑張ろうとすると肩に力が入り過ぎることがあって思い通りの力…

降り続く雨。昔、「ペガサスの如く雨を避けてみせる!」と雨の中を小刻みに動き回る友人がいましたが、何より、ペガサスてそんな特技があったっけか。

警察による対暴走族の模擬訓練の様子をテレビで放送してました。 「それにしてもセリフとかわざとらしいなあ〜」「だよねーありえない。ぶふーっ!背中に『悪』とか書いてるよ!ギャッギャッギャ!」「あ、あは・・・そんなんいないよなぁ〜・・・」 ごめん…

自力で泣けないから、涙脆いのかもしれません。何かのきっかけがあって初めて、僕は泣くことが出来るのかもしれません。泣きたいのに泣けないなんて、しょっちゅうです。

人里離れた山奥に、ひっそりとそびえ立つ城がある。 その城は巨大ないばらに覆われている。ガキの頃に爺さんから聞いた話では、城の王様が姫の誕生記念に13人いる魔法使いを食器の関係で12人しか招待せず、そのために13人目の魔法使いの反感を買って呪…

朝、ずぶ濡れにながら僕は帰宅した。普段は雨に濡れるのは嫌いなのだが、今日は違った。自分の酒臭さもヤニ臭さも全て洗い流され、ついでに自分の心まで洗い流された気がしたからだ。僕はそのまま服を着替え、彼女のいるベッドへと入った。これだけ物音をた…

「冷めないうちにゴハンを食べたいから今はごめん」と言った際に「じゃあマンガ読みながらゴハン食べるのもやめなさい、ゴハンが冷めるから」と問われれば「それは、ゴハンを食べることも忘れるほど集中してしまう状況と、ゴハンを食べたいのに食べれない状…

コンビニから帰る途中、近所のおばさんが僕を見ていた。絶対に話し掛けられる、雰囲気から察した僕は焦った。 なぜならばこのおばさん、とても会話好き(と言っても一方的なのだが)で、一旦捕まってしまうと、やれ粗大ゴミの日にはいつも雨が降るだの、川口…

蝙蝠はその場の状況を見て哺乳類の味方したり鳥類の味方したりをした。だからどちらからも嫌われるようになった。もしも、蝙蝠が優しい心を持っていたら、物語はどう変わっていただろうか。どちらかに組すれば、必ず片方の角が立つ。きっと常に苦悩するに違…

幸福量保存の法則だっけか。人の一生の幸せの量は決まってるだかそんなん。 ぜってー信じないから。

別にリストラとか辞めさせられようと全然平気なんです。「そうですか、じゃあ」て感じなんです。だけど、普段は全く無関心な態度なフリして、そういうことを陰では散々話した揚げ句にここぞとばかりに切り札のようにその話を持ち出してくるのが醜くて胸クソ…

(つづき)ある日、友人はいつものように駅にナンパに行った。どういう経緯かは忘れたが、ナンパ成功。しかもホテル代を出す金も惜しくなった彼はそのまま草むらで事を致し始めたそうだ。いわゆる青カン。ダイエーの裏で青カン。座位で事を致してる最中、 友…

大学時代、仲間の一人に「趣味=ナンパ」ってぐらい軟派な人がいた。元々そうだったわけではないが、とある失恋をきっかけにそうなってしまった。彼は大学の研究の片手間に、週末になると近くのJR駅まで自転車で繰り出し、ナンパするのである。 「ねぇねぇ、…

へんじ が ない ただの しかばね の ようだ

「相手の浮気を知った時、もしくは相手に振られた時、だいだいが2種類の反応をするんだよな。」グダグダに酔い潰れている僕に、さらにアーリーのロックを差し出しつつヤスは言った。「なんでお前はそういうことをするんだ!て相手を責めるタイプと、なんで…

いい?教えてあげるわ。「自分がやられた嫌なこと」と言うのは 時間が過ぎても鮮明に覚えてるものなの。あなたは時間が解決してくれたような気持ちでいるのかも知れないけど、そんなことは全くないの。私と貴方の間に壁を作ったのは、あなた。 そしてこの壁…

モーゼさんが水を真っ二つにして道を作ってくれたんだけども、そこは50mプールだったんで係員さんにこっぴどく叱られてました。係員さん、「泳げよ!」て怒ってました。

皮は皮でも君がムケたのは日焼け部分の皮ですから。残念。

勇気を出して告白した。元々、かなわぬ恋だとは分かり切ったことだったので、高校の生活最後の思い出として、私自身の気持ちの区切りとして、勇気を出して告白した。 「こんな所に呼び出して、一体どうしたんだい?」「あの、好きです。私と付き合ってくださ…

遠き夏の日、その頃の僕はまだ幼かった。庭先に座り込む僕。傍らにはカブトムシのオスとメスが入った虫カゴを置いていた。家庭の事情で犬や猫を飼うことが出来なかった僕は、その虫カゴをとても大事にしていた。ふと、カブトムシのメスを取り出し手の平の上…